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ニュー・シネマ・パラダイス [自腹の映画たち]

ニュー・シネマ・パラダイス@ユナイテッドシネマ豊洲(2006/10/07)

公式:http://www.n-c-p.jp/

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、サルヴァトーレ・カシオ

見た気になっていて、実は良く知らない名作の一つでした。
新しい映画館で、じっくり見てみるのも悪くないと思い(500円で見れるのも魅力)、見てみました。

小さな頃って、映画の全体を把握することが出来ていなかったのかもしれないです。
あと、途中から見ちゃったりしてたのかも。
だから、映画の記憶がつぎはぎだらけ・・・。
「名作を中途半端に見る」ということはするべきじゃないのかもと思いました。
約2時間まるまる集中できる状況でしっかり見ておくべきだったかも。
集中できそうにない年齢だったなら、潔く見ない、とか・・。
その映画を「初めて見た時、何を思うか」って楽しい瞬間だと思うので、全部を通して見ておきたかったなと。
中途半端に、ではなくて・・。

もちろん、今見ても楽しめたんですが、
年齢によって感じることが違ってくるものだと思うので、この映画を自分が「初めて見た時、感じたこと」を知りたいなと思いました。

・・・結局、中途半端に知っていたので、初めて見た時の感動を満喫できなかったのが、くやしいんです。きっと。


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時をかける少女 [自腹の映画たち]

時をかける少女 @ユナイテッドシネマ豊洲 (2006/10/07)

試写会募集はあったと思うのですが、まったく応募していませんでした。そんなにおもしろい映画だとは思ってなかったんですよね。これは、カンが外れてました。
公開後、そこかしこで評判が良いので、見てみることにしました。
ユナイテッドシネマ豊洲は、「いちばんきれいな水」の試写会の時に、割引券をもらっていたし。5日にオープンした新品の映画館♪
海が見える映画館、なかなかステキでした。
ただ、かなり小さめなお子さんもちらほら。(鑑賞時のマナーが悪かったのが残念。座席でぴょんぴょん跳ねちゃ、ダメでしょう・・。保護者の方も注意しないし。)
たぶん、この映画、アニメだと言うだけで、内容は、時間が行ったり来たりして結構フクザツなので、お子さんには難しかったんじゃないかと思います。
キッザニアが近くにあるみたいなので、オコサマが訪れる機会も多いのかなぁ・・。たぶん、夜の時間帯だと大丈夫なんでしょうけど。
※久々にユナイテッドシネマ豊洲のHPを見たら、オコサマに関しての注意書き
がありました。こういう処置を取られているのはいいことだな・・と思います。

公式:http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/
公開中

満足度:★★★★☆
監督:細田守
声:仲里依紗、石田卓也、板倉光隆、
原作:筒井康隆

主人公の女の子の泣きっぷりにつられて涙ぐみました。
切ない感じが共感できて。
「泣きじゃくる」って最近、してないな・・。

たぶん、過去に実写版の「時をかける少女」は見たことがあったのですが、こうして、現代が舞台になっていても違和感がありませんでした。
またまた、すっかり実写版の方のストーリーは忘れていたので、新鮮な気分で楽しめたし。

タイムリープの能力を持った女の子が自分の都合で時間を操り、現実を望みの展開にする・・とか、ヘタしたら、すごくイヤな子に思えるだろうなと思うのに、彼女を嫌うことなく過ごせたので楽しく見ることができました。
何でだろう・・・。性格かなぁ。悩むところで悩むし、反省すべきところでするし、元気なキャラなのに、恋は要領よくやれないとか、たぶん「かわいげ」があるんだろうなって思いました。

映画の中で、美術館内で「補修中の絵」というのが出てくるのですが、すごくいい絵だったなぁ・・。
実在するんでしょうか。

タイムリープの装置がくるみっていうのも、かわいくていいなと思いました。

爽やかだったな~。
見ようと思いつつも10月になってしまったのですが、夏の暑い時期に見るのもまた、よかっただろうな・・と思います。
映画の中でも入道雲の夏で、外に出ても入道雲・・・だったら。


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キンキーブーツ [自腹の映画たち]

キンキーブーツ @シャンテシネ (2006/10/04)  募集規模:小
募集数 1/480(0.21%) 自分の応募口数 1/2(50%)
せっかく当たった試写会に行けず、公開後、見に行きました。

公式:http://www.movies.co.jp/kinkyboots/
公開終了

満足度:★★★★☆
監督:ジュリアン・ジャロルド
出演:ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー

チャンスはどこに転がってるかわかんないんですねぇ。
チャンスをキャッチする為には柔軟でいることが大切なんだろうな~。
何かに縋りたい心境だったからか、主人公は、ちゃんとチャンスを見つけることができました。
ニッチ産業。形になってみれば、「なるほど・・」って思うけど、何もないところで自分から、見つけるのは大変そうです。

映画は、悪どくなく、わざとらしくなく、自然でおもしろかった。
とにかく、ローラがカッコよかった!!
ドラッグクイーンのショーを見てみたいなと思いました。

主人公は、冴えない印象なのに、スーツを着ると何となくかっこよく見えちゃって、スーツってすごいなぁって思いました。それが、自信が出てきた故の主人公の心情を反映してなんだとしたら、この俳優さんがすごいなぁ、ってことになるのかな。

「人生は人の中に何を残したかだ」っていうようなセリフがあったんですが、なかなか考えさせられるセリフでした。やはり、関わってきた人の中にいっぱい記憶される人になりたいなぁって思います。


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 [自腹の映画たち]

@ル・シネマ(2006/10/01) 募集規模:小
試写会募集数 0/20 自分の応募口数 0/2 
非常に小規模の試写会募集だったようです。

公式:http://yumi-movie.net/
公開終了

満足度:★★★★☆
監督:キム・ギドク
出演:チョン・ソンファン、ハン・ヨルム

ギドク監督の映画を見るのは初めてでした。
凄いな・・・。象徴的な意味合いがそこら中に込められている様子。
何を言おうとしているのか、考えるのが凄く面白かった。
(なかなか分からないけど・・・。)

楽器が出てくるのは知っていたのですが、胡弓だと思っていたら、
これ、弓だったんですね。ビックリ!
弓に「皮張りの太鼓状」のものを入れて音を出す。
凄いなぁ。この発想。

どうして、こういう映画を思いついたんだろう・・・。
ロリコン?的なことが描きたかった訳じゃないんだろうし・・・。不思議だな。
彼女はカワイイ。しかし、まるで妖のようでした。
無垢なだけじゃなくって、男を絡め取る妖しい力を持ってそう。
媚びてるような表情が凄い。おじいさんに対してもそうだった。
ああいう表情をするってことは、結婚=おじいさんと性的な関係を持つってことも理解してたんだろうか。

勝手に連れて来て、閉じ込めて、自分好みに育てる・・・
犯罪ですよね。その辺りに共感できず、鑑賞直後はちょっと複雑な気分でした。
やはり、小さな子を一方的に囲い込むのは、その子の意志とは絶対言えないので。
ただ、「共感できるかどうか」と、「映画として面白いと思うかどうか」は別なことだなと思い・・。
ちなみに、私は、「自分の好きな相手(かなり年上の理想の存在を想定)に、その人好みに育てられたい」なんてことを中学生くらいの頃には思ってました。
男の人には、源氏物語的な、幼い少女を自分好みに育てたい願望を持つ人がいると思うのですが、女性は、どうなんでしょう?
「育てたい」願望と「育てられたい」願望のどちらを持つ人が多いのかなぁ。
私の「育てられたい」願望は、「ステキな男性に見出されたい」というシンデレラ願望(こっぱずかしいですが)だったような気もします。

あれこれ考えることが楽しかったので結構満足でした。
他のキドク監督の作品も見てみたいです。

 

ちょっと、ネタバレ。
後半、二人はお互いに綱を切って、そこでお互いに別々に生きていく・・・という展開になるのかと思ったら。
彼女は、おじいさんが死のうとしていると察し、同情したのか、戻ってきて結婚式を行う。
「お互いに自分の意志で綱を切る」という展開が個人的には好みかも、と思いました。
彼女は、呪縛から自分の意志で逃れる、おじいさんは、潔くはないかもしれないけど、自分で死ぬことはできなくて、それでも、彼女を解放してあげるというのが。
でも、彼女は戻ってくるんですよね。
彼女を失っても、おじいさんが生きていくことに意味があるように思ったんですが、生きられなかったんだろうな・・。
彼女がいない人生は考えられなかったんだろうな。
最後の、神秘的なもの(たぶん、おじいさん)との性行為?は、衝撃的でした。
おじいさんの執念?女の子はわかっていて受け入れてる感じ。そのあたりがこの映画の救いなんでしょうか・・。


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パビリオン山椒魚 [自腹の映画たち]

パビリオン山椒魚@シネセゾン渋谷 (2006/10/01) 試写会募集規模:小
試写会募集数 0/20 自分の応募口数 0/1 
試写会は、とっても小規模の募集でした。

公式:http://www.pavillion.jp/
公開中

満足度:★★☆☆☆
監督:冨永昌敬
出演:オダギリジョー、香椎由宇、高田純次、麻生祐未

へんてこな映画だ~。(悪い意味ではなく。へんてこな映画は好きなので。)
ヘンなタイトルだし。オオサンショウウオだし。サラマンドル・キンジロー財団だし。
この辺りでかなり興味をそそられました。

つじつまを合わせようと思って合ってない映画ってタマにあると思うけど、つじつまを合わせる気がなくて(たぶん。)、ハチャメチャなままで1本の映画にまとめるっていうのは、なかなか凄い試みなのかも。そういう時って何を判断基準にしてんだろうなぁと思うと興味深いです。

芸が細かいっていうか、こだわりが盛りだくさん。ほんと、細かいな・・・って感じでした。
あと、ジョーのまじめくさったナレーションがステキでした。

香椎由宇、まだ10代なんですね。「マイボスマイヒーロー」で先生だったもので、20代前半くらいなのかと思ってました。制服が似合ってた。なぜか、足下はヒールでしたけど。

全体的に衣装が良かったです。大正ロマンな感じ。
キモノもおもしろい組み合わせ方だったりして、楽しめました。

へんてこさ加減は楽しめましたが、もうちょっと、笑いたかったかなぁ。
ジョーはかっこよかった!


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紙屋悦子の青春 [自腹の映画たち]

紙屋悦子の青春@岩波ホール (2006/10/01) 試写会募集規模:小
試写会募集数 0/50 自分の応募口数 0/1 
試写会募集はとっても少なかった模様です。
岩波ホールは、「山の郵便配達」以来です。ひさびさ。迷っちゃってどうやら、外国人らしき旅行者の方に道を聞いちゃいました。(外見からは、日本人かと思ったんですが・・。)
お互いコトバが、ちんぷんかんぷんで、申し訳ないことしちゃいました・・・。

公式:http://www.pal-ep.com/kamietsu/
公開中

満足度:★★★☆☆
監督:黒木和雄
出演:原田知世、永瀬正敏、松岡俊介、本上まなみ、小林薫

ほっこりと焼き芋のような映画でした。
悲しく切ないハズなのに。どこか温かくて。
戦争があっても日常は流れていく、というか。
戦争があっても食卓を家族で囲む姿がある限り、大丈夫なんだろうな・・という
気がしました。それは、空襲の激しい地域ではなかったからできたことなのかもしれませんが。

原田知世(悦子)と本上まなみ(フサ)、同級生で本上まなみが兄の妻という設定なのですが、同級生という設定にあまり違和感がありませんでした。
よくよく考えてみたら、8歳くらい違うらしいですね・・。
なかなか凄いことかも。

想いを抱えて死んでいく明石少尉(松岡俊介)と、残される悦子(原田知世)。
切ないなぁ。想い合っていても、一緒にいられない。
軍人として生きる覚悟の明石少尉は友人(永瀬正敏)に悦子を託して戦地に向かう。
最後に悦子宛で永与(永瀬正敏)に託された手紙の内容が気になりました。
でも、最後まで想いをコトバにはしなかったのかもしれないな。明石少尉なら。
誰も傲慢な人がいないんですよね。
自分勝手な人がいないというか・・・。
コトバは残る、から。形を変えて未練となることもあると思うし。
そういうことを考えて、形にはせずに発ったのかもしれないなと思います。
伝えるだけが愛じゃなくて、実るだけが愛じゃないんだな・・・と思いました。
永与の愛し方もステキでした。
悦子の明石への気持ちも、明石の悦子への気持ちも、明石が自分に望んでいることも分かった上で、愛することができるなんて・・。
素朴なキャラクターも相俟って非常に好感の持てる魅力的な人物でした。
心に響くコトバも持っているし。

病院の屋上での晩年の二人の姿は微笑ましくてよかったです。
いいシーンだとは思いましたが、ちょっと長いとも感じました。

戦争色はあまり感じませんでしたが、
フサの「赤飯は赤飯らしく、らっきょはらっきょらしく食べたい」が印象に残りました。
爆弾に当たらないというゲンを担いでの赤飯で、らっきょだったので。
フツウならお祝いごとに食べる赤飯を「赤飯を食べると爆弾に当たらない」から、食べる。
当たり前のことが当たり前にできない、それが、戦争なんだな・・と。

全体としては、割と淡々と進み、緩急がないように思いました。
飽きさせない巧みな会話が多かったと思いましたが、会話劇というものが、あまり私は好みでないのかも・・・。
何というか、会話劇だと、映画の中で休む間がない、というか・・・。
ずっと、しっかり聞いてないといけないような気がしたので。

あと、思ったより泣けなかったんですよね・・・。
涙腺カタめな私は、緩急があって揺さぶってくれた方が泣けるのかなと思いました。

おじいちゃん&おばあちゃんのカップルが多かったです。
いいなぁ。仲良し♪

 

 


<ちょっとネタバレ>
お見合いの時のお弁当箱のエピソード。
永与の特技は電気工作。お弁当箱にも細工ができるらしい。
それを話題にしようとするが、何度か失敗。
悦子は、おみやげにおはぎを「お弁当箱」に入れてくれる。
で、永与は去り際に、「お弁当箱で決めました。」と発言。元々悦子を気に入ってはいたのでしょうが・・・。

この一連のエピソード、好きでした。
いいな、と思う相手がいて、ちょっとした出来事で「あっ。やっぱりいいな♪」って再確認することってあると思うんですよね。カラオケで歌った歌が自分の一番ダイスキな歌だったり・・・。
なぜか、気分がいいな♪と思っていると、お誘いメールが届いたり・・・。
他の人からすると大した偶然じゃなくても、自分の中では奇跡的に凄いことに思える瞬間ってあるように思うので、とても共感できました。


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風のダドゥ [自腹の映画たち]

風のダドゥ@キネカ大森(2006/10/01)
試写会の募集は見かけませんでした。
東京では、この映画館だけなんですよね。どうやら。
どういういきさつで公開することになったのか不思議。
この映画館、単館な訳ではないしな・・・。

公式:http://portal.kumamoto-net.ne.jp/DADU/
公開中

満足度:★☆☆☆☆
監督:中田新一
出演:榎木孝明、勝野洋、井上晴美、萬田久子

凱旋門賞、残念でした・・。
10月1日は、映画の日。
そして、凱旋門賞の日。
おウマ気分だったので、「風のダドゥ」を見に行きました。
映画としては、あまり期待していなかったのですが、
おウマ映画は少ないのでそれだけでも貴重と思い、
おウマが見られればいいかな~と。
でも、正直なところ、ちょっと残念な感じ。

もう少しおウマの魅力を堪能したかった!
馬のシーンが多かったハズなのに、少なめだった印象を受けました。(印象に残らないというか・・。)
馬ならではの魅力とか、馬の美しさ、というものがあまり伝わってこなかったように思うんですよね。
馬の性格もそれぞれ違うハズなのに、あまり伝わってこなかったし。
あくまでも、人間が主役だったなぁ・・と。
馬との交流によって複数の人が癒され、再生していく物語なんですが、
馬との交流・・・という設定はストーリーにちょっと彩りを加えるくらいの意味合いでしかないのかも、と思いました。
馬好きとしては、おウマの見せ場がもっとあってくれたらよかったのに・・・という印象です。
そこは、私の期待していたことと違っていたので、ちょっと満足度は辛めでした。
「雪に願うこと」や「シービスケット」「夢駆ける馬ドリーマー」ではキレイだな~と惚れ惚れするシーンがあったんですよね・・・。おウマを魅力的だと思えるシーンも。
(競馬とホースセラピーだとおウマの立場も違うので、難しいのかな。)

「ホースセラピー」というコトバも、映画を見ただけでは、あまりその内容がわからなかったしなぁ・・・。
せっかくなので、もっと知りたかったです。

あと、もったいないと思ったのは、ベテラン俳優さんが多いのに、なんか拙い印象。
場面がぶつ切りだったせいかなと思いました。

全体的に、馬の見せ方がイマイチに思えたのと、人物設定や人物の行動をありきたりに感じ、共感できなかったため、残念な満足度でした。

ただ、阿蘇の風景は見事でした!
阿蘇に遊びに行ったことがありますが、紫のような群青のような、空気がギュっとつまった濃い夕暮れ刻を思い出しました。

ちなみに、「ダドゥ」とは、馬のおなかから聞こえる「腸の動く音」だそうです。


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記憶の棘 [自腹の映画たち]

記憶の棘@シャンテシネ (2006/09/27) 試写会募集規模:中
試写会募集数 0/648 自分の応募口数 0/5
小口の募集が多くなかなか手強かったです。
レディースデーのシャンテシネは大盛況。キンキーブーツ、来週分を購入しました。楽しみ♪

公式:http://www.kiokunotoge.jp/
公開中

満足度:★★☆☆☆
監督:ジョナサン・グレイザー
出演:ニコール・キッドマン、キャメロン・ブライト、ダニー・ヒューストン、ローレン・バコール

冬の映像からスタートするんです。
そして、最後は5月の海なのに、曇り空でねずみ色。
ウエディング姿で壊れちゃうアン(ニコールキッドマン)。
痛すぎる・・。
あったかい毛布に包まれてヌクヌクしたくなりました。
それほどに、身も心も凍える感じ。
それが、「棘」なんだろうか。
だとしたら、お見事な邦題です。

どっちなんだろうなぁ。
輪廻転生モノで、それで押し通す話かと思っていたんですが、そうじゃないのかな?でも、少年が知りすぎてる気もするし。
結末をはっきり明かすことを選んだんだとしたら、中途半端に謎が残る気がする。「どっちかわからず観客に委ねる」状態を狙ったんだとしたら、ちょっと物足りないかもという気もします。

結婚直前にも関わらず、亡くなった夫の生まれ変わりだと言う少年にぐらぐら揺れちゃうっていうのが、切なかったです。
弱いよなぁ・・・。
たぶん、過去に人を好きになって別れを経験すると、「自分にはその人以上に好きになれる人がいるんだろうか」って次の相手ができるまでは思っちゃうものだと思うんです。
運命の人は一人なのだとすると、それは、美しい物語にはなりますが、「次」を信じられないのは、苦しい生き方ですよね。
そこまで深いアンの愛に対して夫のあの裏切り・・。

いろいろと深く解釈できる映画なのかもとは思いましたが、ちょっとモヤモヤしてるのと、何とも心が痛いので満足度としては★2つにしました。

ニコールは美しかったです!
DVDでは出演作を見たことはあったのですが、映画館で彼女を見たのは初めてかも。大画面でのアップは見応えがあったなぁ。


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かもめ食堂 [自腹の映画たち]

かもめ食堂@シネスイッチ銀座 (2006/08/11)
試写会募集数 0/320 自分の応募口数 0/2
試写会募集は少なかったんですよね。この作品。
公開中に見逃したかと思ってましたが、夏休み期間にシネスイッチで里帰り上映するらしいと聞いたので、行ってきました。 

公式:http://www.kamome-movie.com/
公開終了

満足度:★★★★★
監督:荻上直子
出演:小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ
原作:群ようこ

なんて隙のない映画なんだろう・・・。
どこもかしこもおもしろかった。

「おにぎりはソウルフードだ」ってカッコイイし。
小林聡美・片桐はいり・もたいまさこ・・・。
登場する度に、ワクワクしました。
片桐はいり・もたいまさこの登場がバラバラだったのは良かったなぁと思います。

外国で一人でやっていける、そういう強さっていいなぁと思います。
凄く自然に人が集まって、必要以上に干渉することもなく、ほんわかとした絆が生まれる。
お互いに自由な立場で何かに縛られてる訳ではないけど、タイミングがあったから近くにいる。
そういうの羨ましいです。

かもめ食堂のメニューに関して、ミドリさん(片桐はいり)の提案に、試作品を作ってみるもの(現地の食材を使ってみるというもの、ザリガニとか・・・。)の、断固として信念を持っている(おにぎりの具はおかか・鮭・梅干し)サチエさん(小林聡美)は、職人的だなぁと思いました。
「ちゃんとした物をしっかり作っていれば、ちゃんと人が来てくれるようになる」そういう部分って凄く好感が持てます。

かもめ食堂もステキだったし、サチエさんの格好がかわいかった。柄×柄は難しいと思うのに、うま~く馴染んでました。

パンフレットもとてもかわいかった!
よかったぁ~。もう1回見ても飽きないなと思います。(公開は終わっちゃったけど。)

おデブなかもめのいる港町、行ってみたいなぁ・・・。


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トランスアメリカ [自腹の映画たち]

トランスアメリカ@シネスイッチ銀座(2006/07/28) 募集規模:小
試写会募集数 0/200 自分の応募口数 0/4 
残念ながら、試写会では当てることができませんでした。
「ジャスミンの花開く」の予告編で、この映画を見知って以来、見たくて見たくて・・・。
2週連続でシネスイッチに通ってしまいました。レディスデーは大盛況。
立見の方もいらっしゃいました。

公式:http://www.transamerica-movie.jp/
公開中

満足度:★★★★★
監督:ダンカン・タッカー
出演:フェリシティ・ハフマン、ケヴィン・ゼガーズ

すばらし~!大満足です。
フェシリティ・ハフマンはほんとに男の人に見えました。
骨っぽい顔つきとか、肩幅が強調されるような動作とか。
凄いなぁ・・・。
そして、いじらしさが出ていてすごくチャーミングに見えました。

ロードムービーということで、道中の景色もキレイ。
夕陽が印象的。

ネタバレかも↓

 


人の結びつきの中で、濃厚な結びつきが、恋人と家族だろうと思うのですが、この二人には何が生まれるんだ~!とハラハラしました。
というのも、トビーにしてみると、初めは、彼女(彼)は、「男」だということを隠していた訳で、そして、「父親」だということも告げていなかった訳で、普通に男女ということなら、タブーと思われる要素は特になく、いくら年齢が親子ほどに離れていたとしても、恋愛感情が生まれてもまぁ、おかしくない訳ですよね・・・。
ずっと一緒にいることで、ブリーの優しさに触れ、かわいらしさとかに気づいたとしたら、そういう感情が湧いてしまってもおかしくないだろうと思います。トビーは小さい頃に両親の愛情をめいっぱい受けられなかったようなので、母的存在、父的存在を求める部分があるんじゃないかと思うし。
「たちしょん」シーンにより、まずブリーが「男」だということが、トビーに判明する。「男」だと判る前からトビーが恋愛感情を持っていたかどうかはわかりませんが、ブリーにとっては、「男」だということは、ウソをつかれた、騙されたという気持ちはあったとしても、恋愛対象から外れるポイントじゃなかったようです。(不幸な幼児体験に端を発し、現在男娼をしている彼はどうやら、男性でも女性でもOKな様子。)そして、差し迫ったところで、ブリーが親子だということを打ち明けるのですが、ブリーは、まさか、息子が自分を恋愛対象と見てるとは、思わなかったようで(というか、もっと衝動的な性的欲求なのかとも思いましたが。)そこが、トビーにとっては悲劇であり、ブリーにとっては、悲劇ではあるけど「恋愛対象として見られた」ということで、自信につながる部分であったりするのかな。
その後、離れてしまい、最終的には、また向かい合う訳ですが、二人の間に生まれた絆というものは、どういったものなのでしょうか・・。いろいろと考えた映画でした。

ケヴィン・セガーズ(トビー)はもっと映画の中で見てみたいです。


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