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明日へのチケット [自腹の映画たち]

明日へのチケット@シネアミューズ (2006/11/18)
試写会募集数 0/30 自分の応募口数 0/2 募集規模:小
極めて少ない募集でした。これは、ムリ・・・。

公式:http://202.218.215.237/ticket/
公開中

満足度:★★★☆☆
監督:ケン・ローチ、アッバス・キアロスタミ、エルマンノ・オルミ
出演:マーティン・コムストン、カルロ・デッレ・ピアーネ、フィリッポ・トロジャーノ

しみじみ。しみじみ。
ほのぼの、ではないかな・・・。
3話は元気のいい話だけど、1と2はなんか、「せんべい」な感じ。
(悪い意味ではないつもり。渋いってことかな。)

様々な国をまたいで移動する長距離列車って日本にはないものだから、興味深いです。
いろんな人がいて、いろんなコトバが行き交っていて。
特に、この映画では、テロ対策の為に飛行機が飛ばなくなっちゃって、いつもは飛行機を使っている人達も乗ってるから、本当にいろんな立場の人達が入り混じってるんですよね。

映画から異国情緒を感じたり、旅行に行った気分が味わえるかと思ったのですが、それは、あんまり味わえませんでした。
というのも、お話が起こるのは「列車内」なので、「景色」はあんまり出てこなかったんですよね・・・。

1話目のおじいさん教授。いいな~。
魅力的・・・と思いました。
仲良くなりたい感じ。
じっくり話を聞いてみたい~。
歳が離れていても、性別が違っていても、「ともだち」になれたらいいのにな・・・と思うことがあります。
なんか、魅力を感じる人物でした。
実際には、歳の差や男女差があると、完全に対等な「ともだち」関係になるのは難しいかなぁ。
このおじいさん教授は恋愛対象でもOKかも。

2話目の黒髪の女のコも魅力的でした。
小悪魔的な要素がある気がする・・。
成長したら、魅力的な女性になるだろうな~って思いました。

3話目は、勢いがあるお話でした。
チャンピオンズリーグ観戦のためにはるばる電車に乗って移動中の3人。
激しくクタクタのユニフォームが彼らのサポーター歴&入れ込み具合を語ってるっぽい。
移民という深刻な問題とサッカーの試合観戦(かなり前から楽しみにコツコツ貯金してきた・・・)
とを天秤にかけなきゃいけないハメになって動揺する様は、偽善とかなくて本物だったなと思いました。
たぶん、「自分の手に負えない」っていうのはホンネだし、でも「放っておけない」ってのも本当だと思うし。
結局、「サッカーファン」の絆ってスゴイんだな・・・と。スゴイ終わり方だ!
ちょっと強引?って思った部分もあるけど、ハッピィでぬくぬくした気分で終われたのはよかったな。
国が違っても「好きなもの」が「ココロ」をつないでいる・・・っていうのは、人の人のコミュニケーションについて希望の持てる終わり方だったなと思いました。

派手さはないけど、心への浸み込みかたがとても心地いい映画だったな・・と思います。


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笑う大天使<ミカエル> [自腹の映画たち]

笑う大天使<ミカエル> @目黒シネマ (2006/11/19)
試写会募集数 0/245 自分の応募口数 0/4 試写会募集規模:小
少なめの募集でした。

公式:http://www.michael-movie.com/
目黒シネマでは公開中

満足度:★★★★☆
監督:小田一生
出演:上野樹里、伊勢谷友介、関めぐみ、平愛梨
原作:川原泉

「虹の女神」が気に入ったので、樹里ちゃんの違うのも見てみようかなと思って
見てきました。
評判がビミョウっぽかったので、ダメダメなことを覚悟してたんですが、結構楽しめました!

ハチャメチャで、チープな感じがするんだけど、チープ感自体はムラがなく統一されているし、お気楽に見られるのがいいかな~と思う。

樹里ちゃんと伊勢谷さんの兄妹エピソードや亡くなったお母さんの好きだった本の謎にも結構じ~んとしたし。

制服カワイイし。

関めぐみちゃん、ここでも怪力キャラですね~。(ハチクロの山田さんも怪力でしたね・・。)
平愛梨ちゃんもメガネキャラが似合ってました。

いろんな敵を相手にしたこの3人の戦いを見てみたい気がするんですが、
ダメでしょうかねぇ・・・。

 

ナレーションの声が聞き取り辛かったのが何とかならなかったのかな・・と思いました。
(映画館のせいじゃないと思うので・・・。)


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キング 罪の王 [自腹の映画たち]

キング 罪の王 @アミューズCQN (2006/11/19)
試写会募集規模:小 試写会募集数 0/25 自分の応募口数 0/1
とっても小規模な募集でした。

公式:http://www.king-movie.jp/

満足度:★★☆☆☆
監督:ジェームズ・マーシュ
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ウィリアム・ハート、ペル・ジェームズ、ローラ・ハリング

難解でした・・・。キリスト教に詳しければもっと分かることがあったのかも。
ズッシリと重い感じ。
緑がキレイ。光がキレイ。まばゆいものに溢れているのに、行われていくことがエグい。
愛でタブーを犯す訳じゃなくて、復讐とか、父への見せしめ的なもので、っていうのが、「禁断の愛」って設定好きの私には、ちょっと・・・。(エルビスの本心が見えなかったので何とも言えませんが。)

罪悪感を全く感じさせず、「どうスゴイでしょ?」っていう感じで自分のやってきたことを話すエルビス(ガエルくん)、恐ろしすぎる・・・。
紙で作った王冠・・・。空虚な王様です。

兄妹の血を吸った蚊を捉えてガラスに押しつけ、「二人の血だ・・・」って言うシーンが印象的でした。兄妹の血が混じるっていう・・。


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天使の卵 [自腹の映画たち]

天使の卵 @東劇(2006/11/10) 募集規模:小 (2006/11/25up)
試写会募集数 0/430 自分の応募口数 0/9 
応募口数はそこそこあったものの、1口あたりが少なかったので当選は難しかったです。

公式:http://www.tentama.jp/
公開中

満足度:★★☆☆☆
監督:冨樫森
出演:市原隼人、小西真奈美、沢尻エリカ、戸田恵子、北村想
原作:村山由佳

何と言っても、共感できなかったのが、痛いです~。
う~む。
主演の二人の恋に共感できなかったら、ラブストーリーって楽しみにくいですね・・・。つくづく、実感しました・・・。
何が私にはダメだったんだろうな・・・。ところどころのクサイセリフとかもちょっとひいちゃう感じだったし、春妃(小西真奈美)の過去とか気持ちとか、恋に落ちた時とかがよくわからなかったから、どんな人かわからずじまいだったように思います。

「虹の女神」でうっかりハマった(気がした)市川君を見に行ったんですが、彼は「虹の女神」の方が魅力的に映ってたなぁと思いました。

役柄の性格によるところも大きいと思うんですが。
天使の卵では、まっすぐな故に自己中心的なところもあるようなキャラなので、なんか素直に応援できない感じがしたかな。
夏姫(沢尻エリカ)と別れることへの葛藤みたいなものもあんまり感じなかったしなぁ。
確かにお姉さんを好きになってしまったら、それはそれで、しょうがないのかもしれないんですけど・・・。
表情とか、映り方も虹の女神の方がステキに見えました。
魅力的に見える角度とか表情とかがあるんでしょうね・・・。きっと。

市川くんと小西さん、向き合うと、ちょうど同じくらいにほくろがあるんですよね。目元にふたつ。
すご~い!これって奇跡的な偶然ですね。
作ったのかな、と思ってたら本物のほくろのようで、なんか、その偶然には圧倒されました。

沢尻さんはお見事でした。
たぶん、どんな役でもできちゃうんだろうなぁ。

沢尻さん&小西さんは、声がステキな姉妹ですねぇ。
二人とも心地いい声でうらやまし~と思います。


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虹の女神 Rainbow song [自腹の映画たち]

虹の女神 Rainbow song @ユナイテッドシネマ豊洲(2006/11/08)
募集規模:中 (2006/11/25up)
試写会募集数 0/900 自分の応募口数 0/5 
なかなか手強い試写会でした。

公式:http://rainbowsong.jp/start.html
公開中

満足度:★★★★☆
監督:熊澤尚人
出演:市原隼人、上野樹里、蒼井優、酒井若菜、鈴木亜美

まつげキレイ・・・。
樹里ちゃんも市川くんも。
特に樹里ちゃんの劇中映画「地球最後の日」での表情はキレイだったなぁ・・。
現実では、想いを伝えられていない相手に、思いっきり想いをぶつけられる「映画」の中だったからかな。
市川くんのマツゲが長いのにはビックリしました。

優ちゃん目当てで、観てみましたが、予想以上に満足でした。
劇中映画?(っていうんだろうか・・・)など、作りがこってました。
時間が行ったり来たりすると、分かり難いのかなと思ってましたが(映画によっては、迷子になっちゃうので・・・)、そんなことなかったです。
主役の二人は映画同好会のメンバーなんですが、そのせいもあってか、「映画」や「映画にまつわるいろいろなこと」を大切にしている感じがとても好感が持てました。
大切に作られてる・・・って感じると、あったかい気分になれますね。

劇中映画でのキスシーンが、樹里ちゃんからの噛み付くようなキスシーンで印象的でした。
実際に恋している相手と役の上でってどんな気持ちなんだろうな・・・。
躊躇するキャラでもなかったけど。役の上でだからこそ、思いっきりになったんでしょうね。
ひょっとしたら、何か伝わってほしいと思ったのかな。


ちょっとネタバレ。

私のお好み設定の「すれ違い」でした。
「ただ、君を愛してる」もすれ違いでしたが、こちらは、想いがどちらにも届かぬまま・・・というか、智也(市川隼人)の方は自覚もないままなんですよね。
それなのに、智也はプロポーズしちゃうし!
「最後のプロポーズになる」かもしれないってあおいが智也をさんざんに蹴るシーンが切なかったです。
「最後」って言ってるってことは、智也がどういう気持ちであろうと、ずっと自分は智也のことを想っちゃうかもしれないって思ってるってことなんでしょうね。この後、彼女がどうなっちゃうか知ってるだけに悲しい。本当になっちゃうんだもんな・・。
それなのに、智也はあおいに「女」を感じない・・・とか言っちゃうしなぁ。
それに、あおい(上野樹里)はアメリカに行く前に、果敢にも「止めてくれたら行かない」って仄めかしてみるのに、「日本にいろよ」にがっくり。
「そばに」じゃないんだ・・・もまた、切なかったです。
でも、あおいが最後に聞いたのが智也の声で本当に本当によかった!

樹里ちゃんは、見る映画・ドラマごとに雰囲気が違っていてスゴイなぁと思います。
今、TVで「のだめカンタービレ」をやってますが、最近では、そのイメージが強く、「7月24日通りのクリスマス」でも、トロトロしたコの役だたので、あまりの違いっぷりにさすがだな・・・と思いました。
役によって生きているスピードが違うように感じる・・。

それまで、ちっとも興味なかったんですが、市川隼人くんも、いいかも・・・って思いました。
ちょっと能天気で鈍感な智也が似合ってたんだろうな~。表情とかもいいなって思ったし。犬っぽいですねぇ。何となく。
あと、目の下のほくろがかわいい!

まっすぐな虹って見たことないけど、神秘的ですね。
それが、水たまりに映ってるシーンとか、ステキだったな~。

1万円を指輪みたいにするのもカワイイ。
それを大事に取っているのもカワイイ。


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分かちあう愛 [自腹の映画たち]

分かちあう愛 @シアターコクーン 東京国際映画祭 (2006/10/28)

3話目に出ていた女優さんは、とってもチャーミングな人でした。
ちゃんと自分のコトバで答えている感じに好感を持ちました。
インドネシアでは、普段からいろんな言語を使って話すそうです。すごい・・・。
(ティーチ・インで)

公式:http://www.berbagisuami.com/(英語)

満足度:★★★★☆
監督:ニア・ディナータ
出演:ジャジャン・チェー・ヌール、シャンティ、ドミニク、ウィンキー・ウィルヤワン、ルクマン・サルディ

インドネシアの映画です。
一夫多妻制が法律上認められている国の3組の夫婦の姿がオムニバス形式で描かれています。
「一夫多妻制が認められている」ってどんな感じなんだろう・・・と興味を持ちました。
当たり前に受け入れられているのか、やっぱり、受け入れ難いのか・・・。
それが、ドラマとして描かれた場合、どういうドラマになるんだろう、日本の不倫ドラマとはどんな違いがあるのかな・・・っていうのが、興味のポイントでした。

それぞれの話は登場人物がビミョウにクロスしていてオムニバス好きの私は楽しめました。

で、結局、一夫多妻制はやはり、不自然な姿みたいですね・・・。
例え、それが法律上で認められていたとしても、やはり気持ちは割り切れないもんなんだって・・・。

だんなに「他の女性の所から帰ってくる度にシャワーを浴びろ」って言ったり。
他の女性との結婚を断固阻止したり。

ただ、男性は不倫が不倫でなく、正当な婚姻となるので、罪悪感が少ないでしょうが、不倫される妻の立場としては嫉妬とか独占欲とか、ココロの苦しみは、日本の不倫ドラマと、変わらないんだな・・・って感じました。

昔は、未亡人が多かったっていう時代背景があったみたいですが、今はそういうこともないので、男の人にとっては都合のいい制度、ですよね・・・。

この映画での女性は、男性に頼るのではなく、自分で生きて行く・・・という前向きな姿勢で終わる展開が多かったのですが、特に2話では、3人の女性と1人の男性を中心とした家族から、一緒に住んでいるうちに女性同士でラブラブになった二人が飛び出して家族を作る・・・という展開が、「男性なんていらない」というメッセージのように思いました。
これは、びっくりだったけど、ちょっと爽快かも。1話でやりたい放題の男性を見た後だったし。
楽しい要素も充分にある映画でしたが、一夫多妻制への反発がたっぷり込められていました。


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永遠の夏 [自腹の映画たち]

永遠の夏 @シアターコクーン 東京国際映画祭 (2006/10/27)
ティーチ・インはなくなっちゃったみたいでした。ざんねん。

満足度:★★★★☆
監督:レスト・チェン
出演:ジョセフ・チャン、ブライアント・チャン、ケイト・ヤン

台湾の映画です。
ジョンシン(ブライアント・チャン)→ショウヘン(ジョセフ・チャン)⇔ホイジャ(ケイト・ヤン)な三角関係。
ホイジャは元々はジョンシンをスキだったハズなんですよね・・・。
それが、ショウヘンを向いてしまう、という。
男のコ同士なので、ジョンシンとショウヘンの関係が成立しにくいっていう不利さもあるのに、ジョンシンのショウヘンへの気持ちを知っていて、「友人」でもあって、それなのに、こっそりとつきあっちゃう・・っていうのは、なんかずるいなぁって思いました。
なんか、ショウヘンのことを本当にスキなのかな・・・とも思っちゃいました。
という訳で、すっかり、ジョンシンを同情的な目で見てしまい、この女のコは好きになれませんでした・・。
女のコだっていうだけで、このコはアドバンテージがあると思うので、なんか、フェアじゃないなぁって。

ちょっとネタバレ。


浪人することになったジョンシンはショウヘンと距離を置きます。
距離感を感じたショウヘンは、ある事件の後、ジョンシンと関係を持つんですが、ちょっとびっくりな展開でした。
ショウヘンはそれまで、全然ノーマルだったのに、イキナリどうしてそういう気が起きたんだろう。
ここでの気持ちは何だったんだろう。
離れたくないっていう衝動だったのかなぁ。う~む。そこまで大切な相手だということなのかもしれないですが、それが性衝動になるっていうのが、唐突なような気もしました。ジョンシンの気持ちを察したのだろうか・・。
ジョンシンとホイジャの「どっちも大事だ」っていうショウヘンは、都合のいい話だなって思いましたが、ショウヘンにとっては、ジョンシンとホイジャは別々の役割なんだろうなって思うと、確かに酷な選択なのかもしれないと思います。
友人としての関係を望むなら徹底した友人の態度があるんじゃないかと思いますが、寝てしまった後では、そんなムシのいい話ってどうなんだろうって思いました。
ジョンシンの気持ちを思うと切ないな・・・。
思っていたことを暴露しあう最後の場面から、二人の関係の今後にちょっと希望を持てました。
この映画の「離れられない」同性同士はいろいろな関係性を模索し、離れずにいるんじゃないかな。
ジョンシンの寛容さだけを頼りにしたものではなく(気持ちを受け入れられなくても一緒にいられればいいっていうことになるとジョンシンがツライと思うので。)、対等な関係が出来ていくといいのになと思いました。

「マクシン」同様、日本と違う習慣やルールを発見するのもおもしろかったです。
制服の赤いスカートが印象的だったのですが、日本では真っ赤な制服ってあんまり見ないですよね。
あと、悪い点を取ったら、おでこに点数を書かれてみんなの前に立たされる、という・・・。そんな罰もあんまりないだろうと思いました。
割と街の風景は似てるなって思いました。

切ない映画でしたが、後味は良かったです。
男のコ二人のいっぱいいっぱいのの必死さが痛いながらもココロに響いたからかなと思います。
自分の高校生の頃のいろんなことへのいっぱいいっぱいさ加減を思い出して共感できたからかも。


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マクシン [自腹の映画たち]

マクシン @六本木ヒルズ 東京国際映画祭 (2006/10/27)
監督さんはステキな女性でした~。

満足度:★★★☆☆
監督:ヤスミン・アハマド
出演:モハマド・シャフィェ・ビン・ナスヴィップ、シャリファ・アルヤナ・シェド・ザイナル・ラシド

マレーシアの映画です。
マレーシアの映画って見たことなかったので、どんな感じか興味津々でした。
マレーシア映画は他にも何作品かあったんですが、「小学生くらいの二人の友情から恋愛感情に変わる甘酸っぱい感じを描いた・・・」っていうストーリーに惹かれてこちらを見に行くことにしました。

映画とはまったく関係ないですが、私が初めて海外旅行に行ったのがマレーシアだったので、その辺りもマレーシア映画に興味を持ったきっかけです。
マレー語のポンポン弾むような語感が印象的だったので、懐かしく思いました。

今、マレーシア映画はおもしろいことになってるみたいですね。いろんな文化が混じり合って・・・。
MIXされて試行錯誤の上、新たなものを生み出す・・・ってステキなことだと思います。
難しいこともいっぱいあるでしょうけど・・。
エンドロールで映画のスタッフの様子が流れたのですが、様々な人種の人達がいて、象徴的だなと思いました。

マレーシア事情をよく知らないのですが、この映画に出てきた女のコ(オーキッド)の家庭は比較的裕福なおうちなのかな。
お手伝いさんがいるんですよね・・。
親戚がマレーシアに住んでいた時もお手伝いさんに来てもらっていたんですが、マレーシアの現在の平均的な家庭はどんな感じなのかなぁと思いました。
男のコ(マクシン)のおうちは、貧しくて大変そうだった・・・。靴ヒモとか切れちゃって、それでも履いて・・。
ラブラブの両親と暮らすオーキッドと、複雑で孤独な家庭環境のマクシンは対照的でした。

あと、動物(何かは不明)を殺しちゃった猫を叱って、捨てに行くシーンがあり、宗教による常識や生活のルールの違いを感じました。お祈りしているシーンも日常の中に溶け込んでいて、自分の生活習慣との違いを知るのが興味深かったです。
なんか、いろんな国の映画を見たくなりました。アジアの映画(香港、台湾、中国以外)は、なかなか見る機会が少ないですけどね。
前にベトナムに遊びに行った時、好奇心からベトナムの映画を見てみたいなと思ったんですけど、ベトナム語はどうにもわからないので、断念しました。
でも、やっぱり、旅行に行く先々で気が向いた映画を見てみるっていうのは、やってみたいかも。その国の生活が見えるように思うんですよね。

家族が仲良しで、ほのぼのしてて癒されました。
「凧あげで遊ぶ」なんて、ピュアだな~と思います。(この田園風景がとてもキレイでした!)

二人はすれ違ったままで離れてしまうのですが、「失う時まで恋だと知らず、失って恋だったと知る」その瞬間が描かれていて切なかったです。
で、女のコの「愛は優しい。私は次の愛に出会った。」(すみません。肝心なところですが、ウロ覚えです。)というナレーションがあるんですが、このコトバを聞いて、見て良かったな・・と思いました。
「愛は優しい」っていうコトバがスキです。
マクシンにとっても愛が優しいものだといいな。


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ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド [自腹の映画たち]

ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド @六本木ヒルズ 東京国際映画祭(2006/10/26)
初の東京国際映画祭にドキドキでした。

公式:http://brothers-head.com/
2007年新春公開

満足度:★★★★☆
監督:キース・フルトン、ルイス・ペペ
出演:ハリー・トレッダウェイ、ルーク・トレッダウェイ

これは、私のどこを絞っても出てこないな・・・というタイプのアイディア、映像だったため、非常におもしろかったです。
見た甲斐があるというか。。
共感できる映画の愉しみっていうのもあると思うのですが、自分の考えつかないアイディアやセンス満載の映画を見るのもとてもスキです。
バンドを題材にした擬似ドキュメンタリーみたいですが、どこまでが本当でどこからがフィクションなのか、そのあたりを監督もぼやかしていたので、すっかり騙されていました。
映像のざらざらした感じ、荒々しい感じ、熱狂と空虚感・・・。カッコよかったなぁ・・と思います。

監督のティーチ・インつきでした。ティーチ・インというのは初めてだったんですが、おもしろいですね~。
監督二人の飄々としていて煙に巻くようなキャラもこの映画を撮った人っぽくて納得でした。

主演のシャム双生児役の兄弟がカッコよかった!!
存在感ありました~。


ちょとネタバレ。


お腹の部分がくっついたシャム双生児。なかなか難しいテーマだなと思います。
二人の境界線が肉体的にも精神的にも曖昧っていう。
想像する以上に精神的にも依存しあっている状況なんだな・・と。
そして、更にこの映画ではもう一人の存在(フタゴの一人の脳に胎児がいる、という設定なのですが、多重人格のようなことかと私は理解しました。)がほのめかされていて、頭で響くその声のせいもあって(主にはドラッグの影響かも)、現実とそうじゃないこととの境界線が危うくなっていく。
そういう脆さ、儚さに美しいフタゴが切なく思えました。

四六時中一緒で喧嘩すると大変なことになるけど、抱き合えるのは幸せだったのかも。
背中合わせじゃ、きっとさみしいと思うな。


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パッセンジャー [自腹の映画たち]

パッセンジャー @東京都写真美術館ホール (2006/10/20)
試写会募集は見かけませんでした。

公式:http://www.tornadofilm.jp/lineup/archives/2006/09/post_29.html
公開終了

満足度:★★☆☆☆
監督:フランソワ・ロトゲール
出演:伊勢谷友介、ガブリエル・ラジュール、フランソワ・トロティエ、金子久美、加瀬亮

オープニングのドッグレースの場面がカッコよかったです。
場面によっては、カメラが揺れるので(わざとなのかな。)じっと見ていると、ちょっと酔うような感じがありました。

どこかでラブストーリーだっていう紹介文を読んだと思っていたのですが、そういう感じでもないですね。
甘くはないし。どういうジャンルなんだろう。

出てくる女性が片肌脱ぎ?(首のところが広く開いた服で片方の肩が出てしまうような服)な服を着ていたのが印象的でした。この監督は女性の肩を見せたかったのかな。

あと、金子久美さん、25・6くらいの設定かと思いきや、高校生だったのでびっくりでした。どうやら実年齢がそのくらいみたいなので、私には、実年齢どおりに見えてしまったようです。

コウジ(伊勢谷さん)の閉塞感はなかなか、興味深かったです。自分からそういう状況に追いやっているのかなぁ。
街にいるのに孤独で、毎日をギリギリで生きている感じが、無人島でサバイバルしている状況と変わらないんじゃないかと思いました。

ここまで、救いがないと潔いかも。


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