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ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド [自腹の映画たち]

ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド @六本木ヒルズ 東京国際映画祭(2006/10/26)
初の東京国際映画祭にドキドキでした。

公式:http://brothers-head.com/
2007年新春公開

満足度:★★★★☆
監督:キース・フルトン、ルイス・ペペ
出演:ハリー・トレッダウェイ、ルーク・トレッダウェイ

これは、私のどこを絞っても出てこないな・・・というタイプのアイディア、映像だったため、非常におもしろかったです。
見た甲斐があるというか。。
共感できる映画の愉しみっていうのもあると思うのですが、自分の考えつかないアイディアやセンス満載の映画を見るのもとてもスキです。
バンドを題材にした擬似ドキュメンタリーみたいですが、どこまでが本当でどこからがフィクションなのか、そのあたりを監督もぼやかしていたので、すっかり騙されていました。
映像のざらざらした感じ、荒々しい感じ、熱狂と空虚感・・・。カッコよかったなぁ・・と思います。

監督のティーチ・インつきでした。ティーチ・インというのは初めてだったんですが、おもしろいですね~。
監督二人の飄々としていて煙に巻くようなキャラもこの映画を撮った人っぽくて納得でした。

主演のシャム双生児役の兄弟がカッコよかった!!
存在感ありました~。


ちょとネタバレ。


お腹の部分がくっついたシャム双生児。なかなか難しいテーマだなと思います。
二人の境界線が肉体的にも精神的にも曖昧っていう。
想像する以上に精神的にも依存しあっている状況なんだな・・と。
そして、更にこの映画ではもう一人の存在(フタゴの一人の脳に胎児がいる、という設定なのですが、多重人格のようなことかと私は理解しました。)がほのめかされていて、頭で響くその声のせいもあって(主にはドラッグの影響かも)、現実とそうじゃないこととの境界線が危うくなっていく。
そういう脆さ、儚さに美しいフタゴが切なく思えました。

四六時中一緒で喧嘩すると大変なことになるけど、抱き合えるのは幸せだったのかも。
背中合わせじゃ、きっとさみしいと思うな。


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やわらか映画~おすすめDVD~

トラックバックさせていただきました。(http://www.yawarakacinema.com/cgi-def/admin/C-010/cinema/tdiary/index.rbのほうです。)
本家サイト(http://www.yawarakacinema.com/)も、よろしくお願いします。
by やわらか映画~おすすめDVD~ (2006-12-24 18:25) 

sora

やわらか映画~おすすめDVD~さん
TBありがとうございました!
by sora (2006-12-26 21:25) 

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