SSブログ

マクシン [自腹の映画たち]

マクシン @六本木ヒルズ 東京国際映画祭 (2006/10/27)
監督さんはステキな女性でした~。

満足度:★★★☆☆
監督:ヤスミン・アハマド
出演:モハマド・シャフィェ・ビン・ナスヴィップ、シャリファ・アルヤナ・シェド・ザイナル・ラシド

マレーシアの映画です。
マレーシアの映画って見たことなかったので、どんな感じか興味津々でした。
マレーシア映画は他にも何作品かあったんですが、「小学生くらいの二人の友情から恋愛感情に変わる甘酸っぱい感じを描いた・・・」っていうストーリーに惹かれてこちらを見に行くことにしました。

映画とはまったく関係ないですが、私が初めて海外旅行に行ったのがマレーシアだったので、その辺りもマレーシア映画に興味を持ったきっかけです。
マレー語のポンポン弾むような語感が印象的だったので、懐かしく思いました。

今、マレーシア映画はおもしろいことになってるみたいですね。いろんな文化が混じり合って・・・。
MIXされて試行錯誤の上、新たなものを生み出す・・・ってステキなことだと思います。
難しいこともいっぱいあるでしょうけど・・。
エンドロールで映画のスタッフの様子が流れたのですが、様々な人種の人達がいて、象徴的だなと思いました。

マレーシア事情をよく知らないのですが、この映画に出てきた女のコ(オーキッド)の家庭は比較的裕福なおうちなのかな。
お手伝いさんがいるんですよね・・。
親戚がマレーシアに住んでいた時もお手伝いさんに来てもらっていたんですが、マレーシアの現在の平均的な家庭はどんな感じなのかなぁと思いました。
男のコ(マクシン)のおうちは、貧しくて大変そうだった・・・。靴ヒモとか切れちゃって、それでも履いて・・。
ラブラブの両親と暮らすオーキッドと、複雑で孤独な家庭環境のマクシンは対照的でした。

あと、動物(何かは不明)を殺しちゃった猫を叱って、捨てに行くシーンがあり、宗教による常識や生活のルールの違いを感じました。お祈りしているシーンも日常の中に溶け込んでいて、自分の生活習慣との違いを知るのが興味深かったです。
なんか、いろんな国の映画を見たくなりました。アジアの映画(香港、台湾、中国以外)は、なかなか見る機会が少ないですけどね。
前にベトナムに遊びに行った時、好奇心からベトナムの映画を見てみたいなと思ったんですけど、ベトナム語はどうにもわからないので、断念しました。
でも、やっぱり、旅行に行く先々で気が向いた映画を見てみるっていうのは、やってみたいかも。その国の生活が見えるように思うんですよね。

家族が仲良しで、ほのぼのしてて癒されました。
「凧あげで遊ぶ」なんて、ピュアだな~と思います。(この田園風景がとてもキレイでした!)

二人はすれ違ったままで離れてしまうのですが、「失う時まで恋だと知らず、失って恋だったと知る」その瞬間が描かれていて切なかったです。
で、女のコの「愛は優しい。私は次の愛に出会った。」(すみません。肝心なところですが、ウロ覚えです。)というナレーションがあるんですが、このコトバを聞いて、見て良かったな・・と思いました。
「愛は優しい」っていうコトバがスキです。
マクシンにとっても愛が優しいものだといいな。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。