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パフューム 試写会 [試写会]

パフューム 試写会 @NHKホール(07/02/18) 募集規模:小
試写会募集数 1/325 自分の応募口数 1/2 
ゲスト:陣内智則
イベント:交響楽団による演奏 

公式:http://perfume.gyao.jp/

満足度:★★★☆☆
監督:トム・ティクヴァ
出演:ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン

難解でした・・・。話がどういうところに落ち着くのかっていう意味ではスリリングでした。
残虐なシーンがあったら、困るな・・・と思っていたが、そこまでのものはなかったように思います。
汚物だらけでグチョグチョなシーンはあったけど。
いい匂いも悪い匂いも薫るって陣内さんが言ってたけど、確かにそうだったかも。
映画を見ていて「匂い」を気にすることはなかったので、五感のうち、そういう感覚もあったな・・と思い出した感じです。嗅覚を使って映画を見るっていうのは、なかなかおもしろい感覚かも。
おいしそうなものを見たり、花畑のシーンでも匂いが喚起されるように感じることはなかったからな・・・。
時代の匂いとか。パリの市場がくっさいっていうのは新鮮。今後は映画の匂いについても意識して見てみようかと思います。
会場が香ってなかなかおもしろい体験でした。オーケストラは贅沢でしたが、知ってる曲(この映画のテーマ曲らしいけど)じゃないから、そこまで興味持って聞くことができなかったかも。映画観てからだと、更に注意力散漫になってたかもしれないですが・・・。映画の時間が長かったし。

しかし、人間を香水の材料としか思えなかったのかなぁ。どうして殺したのか、と聞かれ、「必要だったから」と答えたのが印象的でした。悲しみとか辛さとかを感じるのかな・・・と疑問。感情が欠落しているということなんでしょうが・・・。
どんな香よりも、人間の香が究極・・・なんだな。それは、あくまでも人間にとってでしかないんだと思うけど。
みんなが香に惑わされてる姿が異様でした。人を殺めて作った香水が「愛」に満ちた力を持つのか・・・。う~む。たぶん、追い求めていたのは、初めに出会った彼女の存在なんだろうけど、愛し方がわかんなかったんだろうな・・・。愛し方が何となくわかった時に、罰せられたかったんだろうけど、それは、叶わない。
「命を思いどおりにする」っていうのは神の領域だと思うけど、信仰も何も持たず、自分ただ一人のルールで動いていて、罰せられたいと思った時には、罰してくれるものもない。そうすると、無に帰るしかないのか・・・。
自分を罰するものが何もない、というのは孤独かもしれないです。


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